gangan*note


洋裁と雑貨と子どものこと
by gangan-tototo
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

赤毛のアン

ひょんなことで招待券をいただき、
劇団四季のミュージカル「赤毛のアン」を観に行きました。
子連れで行ける演目とのことだったので、
ミュージカルファンのるんちゃん母子を誘いました。

浜松町駅の近くにある「イタリアーナエノテカドォーロ」でランチをしてから、
赤毛のアンが上演される自由劇場へ。

b0158088_201476.jpg
3歳児の女子ふたりは、会うなりキャッキャキャッキャとはしゃぎまわり、何やらとても楽しそう。

偶然ですが、色違いの同じ形のブーツをはき、タイツに裾がふりふりになったスカートに同じような髪型と、双子のようにそっくりな格好。写真は、左のグレー系の子がるんちゃん、茶系の子がKibiです。(るんちゃんが上着を脱いだらもっとそっくりだった!)



ところで、「赤毛のアン」という名前は知っていても、
どんな話かよく知らないという人がわが家に約1名いたので、
念のために解説しておきますね。

あるところに、マシューとマリラという高齢で独身の兄妹がいました。
心臓が悪いマシューは、一人で農作業をするのがつらくなってきたため、
農作業を肩代わりしてくれる男の子が欲しいと、人を介して孤児院に依頼します。
しかし、手違いがあり、彼らのもとにやってきたのは、
おしゃべりで空想家の女の子、アンでした。

マシューはアンが気に入り、「女の子でも家においてやれないか…」と思うものの、
マリラは「それでは話が違う」と、家事労働のための女の子を欲しがっている
子沢山のブルーエット夫人の元にアンを連れて行きます。
しかし、横暴なブルーエット夫人の様子にアンが気の毒になり、
マリラもついに、アンを引き取ることを決めます。

寡黙だけれとやさしいマシューと、きっちりとしたマリラと一緒に暮らし始めるアンは、
友情に恵まれ、ライバルと競いあい、すくすくと素敵な女性に成長しましたとさ……。


とまあ、そんな感じのお話です。

小さい頃から、話の内容は知っていたはずだったのに、
今回劇を観てびっくり!

子どもの頃には感じられなかった、
多くの人々の気持ちが重層的に心にしみてきて、
モン・ゴメリが描きたかった人間模様を
初めてちゃんと理解できた気がしました。

たとえば…。


3年も続けて年子の双子が生まれ、
キリキリしているブルーエット夫人は、
一見、鬼ババのように描かれていますが、
6人もの幼い子供を抱えて孤軍奮闘しているわけで、
その孤独を思うと、同じ母親としては、同情を禁じえません…。


子供のいないマシュウとマリラ、特にマリラは、
アンと暮らし始めて、子供というものが、
かつての自分がまったく想像してみなかった
大きな喜びと幸せをもたらしてくれたことを、
どんなにありがたく思っていたことでしょう。

マリラは多くを語らないけれど、その胸の内を想像して、
勝手にこっちも胸がいっぱいになりました。

私も、Kibiが生まれるまでは、
大人だけの生活で何も不足を感じていなかったし、
子供と過ごす、平凡かつエキサイティングな
幸せの価値を、ほとんど想像できていなかったので…。

(ま、その一方で、大人だけで楽しむエキサイティングな暮らしは失いましたけどね)


また、アンの友人のダイアナが、お母さんから
「気の毒な境遇のお友達の前では、
うらやましがらせるようなことを言ってはダメよ」
と言われるところなどは、真のセレブリティは、
他人に対する思いやりと配慮が、
たしなみとしてしつけられているというけれど、
それがコレかあ、と感心したり。


そして、なんといっても、アンの境遇!
小さい頃は、明るくおてんばな女の子にしか
映っていなかったけれど、
みなし子で、引き取り手がおらず
いろいろな家庭をたらいまわしにされ、
誰ひとりとしてきちんと愛してくれない、
身の安全を保障してもらえない、
ということが、子供にとってどんなに苛酷なことか。

あるノン・フィクション小説に、虐待を受けた子が、
空想の世界にひたることで、精神のバランスを
保っていたと書かれていたのを思い出しました。
アンの豊かな想像力は、過酷な現実から
自分を守る楯だっんだ…と、遅ればせながら
今回、初めてわかったのです。

Kibiがアンの立場だったら…
そう想像するだけで、涙線はゆるゆるゆるみまくり。


子供向けの名作とされる物語を
大人になってから改めて接する機会は少ないけれど、
子供と一緒にこういう作品に再度ふれることができて、
もっと深く感動することができる。
これも、子育てのおいしいオマケですね。


(クリスマスツリーの前で記念撮影)
b0158088_0225280.jpgこの写真でおわかりのように、観劇したのは、クリスマス前のこと。書きかけて2か月も放置していたのでした。ひどいねえ…。
[PR]
by gangan-tototo | 2009-02-27 00:39 | 子ども
<< 文人のお宿 猫耳麺 >>


カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
塩豚のカツレツ ミラノ風
from 既婚配偶者なしのお弁当
プチトマトのスパゲッティ
from 既婚配偶者なしのお弁当
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧